第五話 長時間労働突入

お疲れ様です。

 

なんとか戦死やMIA(退職や急に消息を絶つ)せず外食産業で働いている一員として、乏しいですが経験と知識を伝えられると幸いです。

 

〇外食産業では大学からの新卒者の就職後3年目までに退職される方がほぼ50%で、産業全体の平均はは約32%と約20%近く離職率が高くなっています。

 

主な原因としては、価格競争による労働条件の悪化による人手不足、経営トップの業務改善意識の低さによる経営理念(そもそも経営トップが経営理念から乖離した経営を行う)の共有やモチベーションの維持・向上が難しい。無理な営業によって、将来の展望が持てずまたお客様からのクレームでストレスによってメンタルを病む人も一定数おり、職場の定着率の低下を招きます。

 

外食産業ではブラック企業と言われる職場が多いのは周知の事実だと思いますが、ブラック企業とはいわゆる下記に該当する職場だと思います。

 

①従業員に極端な長時間労働や有給休暇の取得はおろか、普段の定休もままならない。

 

サービス残業やハラスメントが横行している。

 

➂店舗の収益構造によりますが容易に人件費削減が行われる。

 

④ ①②➂による複合技による離職やアルバイト・パートスタッフの稼働率の低下により、人手不足が加速していきます。そしてますます①→②→➂の負のスパイラル入ります。

 

①を詳しく

外食産業では色々な場所で営業していますが、大型施設のテナントとして営業する場合は施設毎の契約によっては違いがありますが、大体は施設が営業している日ははそのままテナント店舗も営業が契約で決められています。施設が年中無休であれば、その中に入っているテナント店舗も年中無休であり、営業時間も契約に沿った運営を当たり前ですがしないといけないです。施設には消防訓練の参加義務や各種テナント会議、施設付近の早朝清掃等々営業時間外での業務も多く、長時間労働になりやすいです。

 

一般的な施設で運営している営業時間

 11:00 ~ OPEN

 22:00 ~ CLOSE

 

勤務パターン

 10:00 ~ 出勤 仕込み・各種OPEN準備

 11:00 ~ OPEN

 15:00 ~ 17:00 アイドルタイム間で休憩

 22:00 ~ CLOSE作業終わり次第 退勤 

 

外食産業の場合は11:00オープンの場合、業態によりますが仕込みやその他のOPEN準備があるので遅くても1時間前には出勤しないとOPENに間に合わないと思います。

閉店も22:00の場合、もし閉店作業が22:00までに終わっていてもテナントによっては22:00まで店の電気を落とせないので帰れない場合もあります。

閉店後に片付けが終わるパターンだと例えば22:30分に業務が終わっても出勤が10:00で22:30に退勤だと12時間30分拘束です。1時間休憩としても11時間30分の労働時間です。週休二日としても週間労働時間は57時間30分です。←実際にはこれ以上の労働時間があったり、週間の休みが一回、もしくは休みが無い週があったりします涙

 

実際数年以上自分はこれ以上の平均労働時間を働いてたりします。

 

申し訳ございません。次の回に解説の続きを行います。